おしけんのアマゾン日記G  8日目 2005/12/3 土曜日


早いもので日本を出発してからもう一週間経過した。日程も半分消化したことになる。来週の今頃には日本に戻っているのが信じられない。

 

朝、5時ごろ船のエンジンが始動する音で目が覚める。出航するようだ。しばらくうたた寝をして6時ごろ起床。食事。いつものブラジル朝食。「玉子を焼きますか?」と聞かれたのでお願いする。ブラジルの玉子焼き(目玉焼き)はフライ状に揚げてくれる。バナナが熟れてなくて渋かった。

ハンモックで寝ると、人によっては身体が痛くなることがあるらしいが、自分やyamyamさんは特にそういうことはなかった。

船は移動を続けている。激しい雨が降ってきてシートを下ろす。しばし、日記を書く。

本日最初のポイントはサンタレン近郊のタパジョス川沿いのガイドブックにも載っている有名なリゾート地。白い砂のビーチに乗り上げて停泊。ここから先は浅いので本船では進むことができない。ボートを下ろす。ボートにスズキの船外機を取り付け、湖に出発。エンジンがなかなかかからない。燃料ホースのつなぎ目が外れていたらしい。

 

湖は水路でタパジョス川とつながっている。水路はだいぶ水が引いていて船外機でも走ることができなかったのでシダカさんに船外機が使えるところまでパドルで漕いでもらう。

湖は無風状態。鏡のような水面を船外機を全開にして突っ走る。湖の奥のポイントに到着。ここも水がひきすぎている。潅木まで水があれば、おもしろいらしい。だいぶ泥が深い。ズブズブと膝ぐらいまで潜ってしまう。泥を巻き上げてしまうと何にも見えない。観察できたのはエビやシクリッド、カラシンなど。

 

別のポイントに移動。ここはかつてマナティがいたらしいが今はいない。砂浜の岸辺にカラシン多数。岸沿いにトニナか少し水草が生えていた。この湖は水が引きすぎていてどこもいまいち。ということで本船に戻って移動を開始。

昼ごろに広大な砂浜についてセルジオさんが炭で肉を焼いてくれた。岩塩で味付けしただけだが、実にうまい!ひたすら肉を食いまくり、ビールを飲み、至福の一時を過ごす。

 

船はサンタレンに一度戻って、セルジオさんたちは足りないものを買出しに行った。

出航するまでの間に船から釣りをする。こちらでよくやられている手釣りだ。テグスとおもりと針だけの仕掛け。仕掛けをペットボトルに巻いておいて、時には遠投したりする。昼のステーキの残りの脂身の部分をエサにして釣りをする。すぐに当たりはあるがなかなか釣れない。ようやく釣れたアマゾン初釣果はフグだった。船のおばちゃんたちは大喜び。その様子を見ていたシダカさんに交代すると一発でフグを釣り上げた。この人はすごい。とにかく魚に関しては天才的だ。

買出しが終わり、アマゾン川の上流のナマズが釣れるポイントに向けて移動を開始。そのポイントではメーター級の巨大ナマズが釣れているという。

船はワイルドディスカスで有名なアレンカー方面に向けてアマゾン川の中州をグルっと回り込み、中洲に沿ってひたすら上流に向けて進む。中州は侵食が激しいらしく、スイカ畑だったところが侵食されて川に大きなスイカがゴロゴロと落ちかけている。ときおり流れてくる大きな草の塊は落水した中州の一部なのかもしれない。

夕暮れのアマゾン川を上流に向けてひたすら走る。ブリッジの横に行き、川面を眺める。風もほとんどなく穏やかな航海だ。どこまで行っても茶色い水と中州が続く。時が止まったような錯覚に陥る。
 
18時到着予定ということだったが、着く頃にはすっかりあたりは暗くなってしまった。灯台も何もない。船長はコンパスもレーダーもなしに、ときどきサーチライトで陸岸を照らすだけで「あ〜このへんかぁ。」みたいな感じで船を進めていくからすごい。

ときどき岸の方でライトがチカチカと光る。人がいるようだ。船を岸につけてセルジオさんが夕食用の魚を買ってくれた。コロソマ、淡水イシモチなど。突然船がやってきたので村人がたくさん集まってきていた。

ライトをつけると虫がすごい!!ライトに虫が集まってくる。あまり刺す虫はいないようだが、気持ちはよくない。セルジオさんとシダカさんで蚊帳を用意してくれた。風が吹くと虫がほとんどいなくなる。風が吹き出すと神風だと思った。

ついにナマズのポイントに到着。ここはアレンカーディスカスで有名なアレンカーの近郊。月はなく、当たりは真っ暗。遠くサンタレンやアレンカーの街の明かりだけがぼやっと見える。船尾で夜釣りを開始。アマゾンの釣りはまずはエサの調達から始める。ボートを用意して、シダカさんと甲板員の兄ちゃんのふたりで投網でエサを取りに行ってくれた。エサは中型カラシンのメチニス。

仕掛けはおもりとより戻しと針をつけただけの単純なもの。エサはメチニスを一匹がけにして遠投する。たまにガツガツとあたりはあるのだが、まったく釣れない。大物が釣れたと思ったら、根ががりだったらしい。蚊に刺され、キンカンを塗りながら23時ぐらいまで粘ったが、釣れず。雨も降ってきたので今日は断念。

相変わらず虫はすごいが、蚊帳のおかげで熟睡。寝ているときは蚊に刺されることは無かった。

 

 

 

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