サルと言われているから木登りは得意中の得意。ガキの頃から木に登るのが好きだった。
「ヤギとバカほど高いところを好む」と言われているが、俺の場合は高い所でも木に登らないと意味がない。ビルの屋上やテレビ塔などのアンテナでは、少々恐怖感がつのる。「樹木と触れ合い」が有るゆえ、高所でも安心感が得られるのだ。
熱帯地域でココナッツ椰子の実を採る為に、木に皮の輪を通して、その輪を腰の辺りにあてて、足を木に突っ張らせてテンションを掛け、その輪を少しずつずり上げて高所にたどり着く木登り方法がある。原始的で素晴らしい方法だが、これは椰子の木など比較的、木肌が滑らかでまっすぐな幹のみに適用できる木登り術。
パンタナールに多くある木肌ゴツゴツ、くねくね曲がった高潅木では使えない術。
そこでサルがこの木を登る為に使う道具が「クライミング用一式」のハイテクもの??山登り、断崖絶壁ロック・クライミングやフリークライミング、洞窟探検などで使う道具類。これらの道具類のほとんど輸入品(フランス、スペイン、米国が主要メーカー)などで、ブラジルで購入すると異常に高い。ブラジルは輸入品対して50〜60%の税金がかかる。金を持っている人に対しては「取れるところからは、とことん取る。」という主義。これはどこの国でも言えることだが、特に貧富の差が激しい南米階層社会ではその傾向が強い。
サルはこれらの道具を使って木に登り、鳥たちの巣を様子や着生植物(ランやブロメリア)を観察、鳥瞰図的写真を撮影したりしている。2002年の某テレビ局自然番組の長期ロケでも、渡り鳥大営巣地(コロニー)を撮影する為に、20mほどの高木によじ登りそこにカメラマン一人が待機して撮影できる程度の足場を作って大活躍した。当然製作は私ことサルと現地パンタナールに生息するサル子分。ちなみにサルは大工作業が趣味。将来の目的でもあるツリーハウス建築時にもおおいに役にたってもらう予定。
回廊林の「けもの道」の上にかかる大木の又に観察小屋をつくりそこで夜を過ごす。アメリカバクや大型イタチ、ネコ科動物を観察&撮影するのが楽しみ!!
でも、最近はもっぱら週末近所のジジさん農園に訪問してシュハスコしながら子供たち相手に木登りを教えている。

by サル 2006年8月 |