|

日本人がイメージするワニは、獰猛で水辺に来る動物を丸呑みして、水中に引きずり込んでしまう凶暴極まりない極悪非道の冷血動物(ここまで酷く言わなくてもいいか?)て感じだと思う。
観光客も必ず質問する
「ワニは襲って来ないですか?」と・・・・・。
このような質問が来た時は、僕はこう答える。
「ワニに襲って来て下さい、とお願いしてもパンタナールのワニは来ませんよ」
とにかくパンタナールのワニはおとなしい。人やボートが近づくとまず水中に隠れてしまう。
ちょっとうんちくで・・・・。
世界中に生息するワニの種類は大別すると3種類。
クロコダイル(アフリカやオーストラリアにいる巨大で凶悪面)
アリゲーター(南北アメリカいる、でかくもなる)
ガビアル(東南アジアにいる口が細長いワニらしくないワニ)
詳細を知りたい人は、専門サイトで勉強してください。
そして、パンタナールのワニは、上記のアリゲーター科のメガネカイマンと呼ばれる仲間で、ワニの中でも目がパッチリ大きくて、他の種と比べても可愛い??ワニ・・・・と思うのは僕だけかも知れない。ここにいるのは大きくなっても2m半がMAXで、主食が魚。コロコロに肥えてます。
お日様が出て、気温が上がるとおもむろに水からあがり岸辺で日向ぼっこを始める。体温が上がると口を開けて体温調節をして、それでも下がらない場合は、また水中に戻る。その行動を一日中ひたすら繰り返す。口を開けるのは口の中の雑菌防止の作用もあると言われている。ま、布団干しと一緒ですね。
そして、夜になると水辺で浮かびながフラフラと寝ている魚を、同じように四肢を伸ばしてだらしなく浮いて口の横にくる魚をGetする。これが日常生活。でも乾期のパンタナールで隔離された池や水位の低くなった川で魚が溢れていると昼間でもガツガツとアタックする。
このワニ君も人に慣れる・・・・ピラニア釣りをしていると音も立てずにボートに近寄って来て、熱い視線でおねだりをする。
僕のフィールドでは「ジーコ」と呼ばれる慣れたワニが何匹かいて、観光客を喜ばせる水中からのジャンピングショーを披露してくれる。これらのワニがなぜジーコと呼ばれるのかは謎である。
ちなみに アマゾンのワニは「クロカイマン」といって最大5〜6mにもなる獰猛な種類なのでご注意を!!ま、会えればかなりラッキーだけど。
アマゾン2泊3日のツアーではこんな大きなワニは見られないし、ウジャウジャ風景も見られないこともお伝えしておきます。でかいワニと」遭遇するには奥地探検してもらわないと駄目です。

by サル 2006年7月 |