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ブラジルに住む

ブラジル人と結婚したあなたも、そうでないあなたも、日本とは全く質の違う国、「ブラジル」へ住んでみたい!って思う人は多いのでは?!

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タフでなければ生きていけない  ブラジルの銀行 1

オレがブラジルで仕事をはじめた時、当然のことながらまず銀行口座を開設した。

仕事の相棒にどこの銀行がいいかと聞くと、ブラジルNO1の支店数を誇る「ブラジル銀行−Banco do Brazil」とか他にも大手の銀行がいくつかあるという。支店数が多く便利との説明だった。

当時ポルトガル語がよくしゃべれなかったオレは、相棒に連れられてゴイアニアのセントロ(繁華街)とよばれる街の中心にいったのだった。そこには銀行がひしめいているという。まず、ブラジル銀行へ行ったのだがそこでオレはいきなり驚いてしまった。とにかく長蛇の列。支払いも受け取りも長蛇の列だ。

相棒に

「いつもこんな調子なのか?」

と聞くと

「そうだ、いつもこうだ」

「でも口座開設は直接マネージャーに話をするからスムースにいくかもしれない」

ということだった。

口座開設担当のマネージャーの所へ行くと、そこには小さなデスクがあってすでに人が座っている。こちらが声をかけても

「待っていろ」

というだけで座るところもない。イスは遠方にあるのだが、相棒は、そこに座って待っていると別の客がきてしまうのでこの辺でウロウロしているしかないという。散々待たされた後、やっとマネージャーと話ができた。きわめて事務的な対応で、これにナニナニを記入しろ、そして持って来いということだった。

ウ〜〜ン、これがブラジルの銀行の対応か、客扱いではないなー。さらにオレは暗い未来に気がついた。
もし口座を開設したとして、今度行くときは、支払いや引き出しや入金のためでに行くのだ。つまりあの長蛇の列に毎回並ばなくてはならないことになるー

オレは相棒にそれを確認した。

「相棒、これからは毎回あの長蛇の列にならばなくてはならないのか」

「もちろんだ、朝一番できたら少しはマシかもしれないが、毎日こんな感じだ。オレの印象では今日列は短めだ」

そのあとオレは相棒に別の銀行を見せてくれと頼んだ。ここもまったく同じ。そのあとも政府系銀行とか州立系銀行とかいろいろみせてもらった。どこもほぼ同じ。長蛇の列、感じのよくないマネージャー、客層もいかにもブラジルの庶民といった感じ。だまって順番を待っている彼らの表情はなんというかそこはかとなく暗くて

「皆で黙って痔の痛みをこらえている」

といった印象をオレは持ってしまった。

銀行ツアーを終えて事務所の帰途に着く車中で、オレは相棒に聞いた。

「ブラジルの銀行って全国どこでもこうなのか、感じの悪いマネージャー、長蛇の列、一時間待ちあたり前、そうなのか??」

「そうだ、多分」

「これでは経済が停滞してしまうではないか!」

「そのとおりだ。だから停滞している」

「仕事の支払いが何軒もの銀行にまたがったらどうするんだ!」

「一日中銀行マワリだ、それで一日が終わる」

「むむーーーー」

オレにはわかっていた、こういうことにオレは絶対に耐えられないのだ。

そういうことにはオレは慣れる事ができない。

ブラジルだろうがチベットだろうがウガンダだろうがコレだけはダメだ。

オレは車のなかで必死でオプションを考えていた。ブラジルの銀行だけにはオレは絶対に行きたくない、行けない、いや行ってはならないー。

走馬灯のようにオプションがオレの頭のなかを駆け巡った。

−誰かやとって支払いとかはヤラセルことにするか−

−でも信用できるやつでないと、日本のようにはいくまい−

−でもオレ個人の支払いはどうするか−

などなど。

やがてオレは考えるのを止め、フト車を運転している相棒に言った。

「ブラジルの金持ち連中もよくコレに耐えられるなー」

するとそれまで無表情に車を運転していた相棒が驚いた表情で私に言ったのだ。

「金持ちが一時間も待つわけネエだろ!ヤツラの銀行は全然別だっ」

驚いたのは俺のほうだ。

「ナニナニ、お前はどこも同じと言ったではないか!」

相棒はもう無表情に戻っている。

「それはな、俺たちの世界では同じということだ、ブルジョアは別世界だ。俺たちには関係ないオマエにも関係ない」

「ううーーーー」

「ここはなブラジルなんだ、そんなブルジョア相手の銀行に行っても相手にされないぜッ」

オレは言い放ってやった

「うるさい、その銀行はどこにあるんだ、どこに」

「それはな、セントロにはない、静かな住宅地にある」

それから数日間、オレは相棒以外の友人や知人に聞き込み調査を行った。ブルジョア系銀行についてだ。
そしてわかったことがあった。ブラジルで普通に「口座」というのは日本の当座預金口座に近いもので小切手がでる。つまり信用供与を伴うわけだ。日本の普通預金口座に相当するものは「コンタポパンサ」といい、別にある。これは誰でも即開設できる。でも信用供与つまり小切手帳をともなったブラジルで言う「口座」
は審査が厳しい。残金がなくても平気でバンバン不渡り小切手をきるヤツが多いブラジルの実情にあわせているのだ。加えてブラジルが階級社会であるように、銀行も完全に階級社会になっているのだった。

オレは私的な調査からゴイアニアのBESTは、B銀行とS銀行F銀行の三行という事実を掴んだ。どれも外資っだった。みな高級住宅地に隣接して支店を構えている。オレにその銀行の名前を教えてくれた友人から聞いていた。

「そういう銀行に口座を開くのは簡単ではない、相当のカネを最初から入れるか、あとは既に口座を持っている友人の紹介が必要だ、フリでいっても相手にされない」

カネもコネもないオレは条件的にはまったく不利だった。ただオレには

「絶対に列には並ばない」「横柄なマネージャーとは口を訊きたくない」

という強い意思があった。そのためにはどうしてもブルジョア系銀行に口座を開かなければならない。

オレは考えた。どうやってブルジョア銀行に口座開設を納得させるか。オレの考えた作戦は

「オレが日本人であること」
「オレがゴマくらいの大きさでも会社のオーナーであること」
「紹介状はなくとも照会状はつくれること」
「これを利用する。あとはハッタリ」

しばらくしてオレは、当時もっともハードルが高いと聞いていたS銀行に乗り込んだ。

by フェリックス 2006年6月


タフでなければ生きていけない  ブラジルの銀行 2
このときは一人で行った。当然ネクタイとジャケットでキメていた。イタリア製 PRIMA CLASSEのアタッシュも持った。

やはりS銀行は、セントロの大衆銀行とは何から何まで違っていた。そこは高級住宅街のお屋敷を改造した一軒屋で、看板がなければ銀行とわからない。黒い髪のキレイなオネエさまが受付にいて、いきなりにこやかだ。第一、静かでほとんど客がいない。客の数は、セントロの大衆系銀行の100分の一くらいにみえた。

「御用はなんでしょうか」

と丁寧に聞かれた。

オレが厳粛な面持ちで口座を開きたい旨を伝えるとすぐ二階に案内された。クラシックに見えたお屋敷だが、中はモダンに改装されていてすこぶるセンスがいイイ。花の生けてあるコーナーに通され、そこにオレは座った。

「すぐ担当のモノが参りますのでここでお待ちください、コーヒーかなにかお持ちしましょうか?」

これは日本の銀行より余程アテンドがいいではないか。

「あっ コーヒー、そっ、それください」

となんかトンチンカンな返事をしてしまった。オレは緊張していたのだ。

やがて、美人のオレより頭ひとつ背の高い、流れるような金髪のオンナがニコヤカに俺の前に座った。彼女は「最近サンタカタリナの支店から移ってきました」と自己紹介した。

「口座をお開きになりたいとか」

「その通りだ」

「外国の方ですか?」

「そうだ、TOKYOだ」

「アノ、会社のプロファイルとか、アナタ様ご自身の収入の証明とかお持ちですか」

「いや、ブラジルに来たばかりでそんなものはない。会社も作ったばかりだ」

「会社の所在地は?」

「XXXXにある」とオレ。

これはマズイ事を聞かれたと思った。なにしろ当時は、貧民街のド真ん中にオレの事務所はあったのだ。かすかに担当のオンナは首をかしげた。

「お車はなにをお持ちですか?」

「まだ買っていない、だから持っていない」

「では会社までは?」

「自転車だ」

会話は明らかにマズイ方向に行っていた。これはある程度予想していたことで、ここでオレは一気に勝負に出た。

「聞きたいことがある、ブラジルでは、持っている車の種類で口座が開けたり開けなかったりするのか」

「イエそういうわけではないのですがー」

実はブラジルでは、車の有無とその車種が階層をあらわすシンボルのひとつだ、それをおれは知っていた、そしてそれを逆手に取った。

「ブラジルでは、オレがポルシェをもっていたら口座が開けて、フスカ(VWビートル)では開けないのかー」

「ーーーーー」

ここで一挙にタタミかける。

「わがTOKYOでは、ポルシェなどざらにあって何の保証にもならない、口座開設と何の関係もない」

「ーーーーー」

「オレは今まで、TOKYOでありとあらゆる銀行に口座を開いてきたが断られたことなどないし、そんなことを想定したこともない。」

「口座を開かないと申し上げている訳ではないのですがー」

ここでかねて用意していた”照会状”なるものをオレは出した。紹介状ではない。これは周到に準備していたのだ。オレが自分で作ったのだ。それも英語で。

「これがオレ個人についてのリファレンスだ、オレ個人の信用が不安ならここにコンタクトしてくれ」

そこには「MITSUI&CO」だとか「MITUBISHI&CO」とか、オレの持っている東京の「SUMITOMO BANK」の電話番号、支店名などが仰々しく書いてある。いずれも東京時代のただの取引先やオレの東京のフツーの銀行だ。オレはこのリファレンスを渡しても、たかが一口座の開設のためにゴイアニアの銀行からわざわざ東京に照会がいかないことを知っていた。でもウソは書いていない。MITSUIやMITUBISHIとは、東京時代サラリーマンとして取引をしたことがあるのは事実だ。住友銀行に口座も持っている。3万円くらいは残っている。

びっくりしてそのオレ作の”照会状”なるものを真剣に見ていた金髪のマネージャーは、やがてニコヤカに微笑み丁寧な口調で言った。

「わかりました。ここまでキチッとした照会状を持ってこられた方はあなたが初めてです。一応検討させて頂きますが、ご安心ください。私個人といたしましては、口座をお作りしたいと思っております」

帰り際に彼女に見送られながら、オレはこれもかねて用意のセリフをマネージャー言った。これだけはどうしても言いたかったのだ。

「Panasonic SONY HONDAを知っているか?」

「ハァ もちろん知っていますよ。みな日本の会社ですね、ブラジル人はみな知っております。」

「オレの会社はまだものすごく小さい、でもPanasonicもSonyもHondaも創業の時はオレの会社より小さかった」

引き込まれるような微笑を浮かべながらマネージャーがオレにささやいた。

「もちろんです」

やがて、オレ宛てに小切手帳が届き口座開設は完了した。

大衆向け銀行の小切手とは、その信用力がまるで違うことは支払いの時にすぐ気がついた。

その後今まで、オレは銀行で列に並んだことはない。

カネはモチロンないので、今に至るまでスズメの涙ほどしか預けていないのだが、ブルジョア銀行でも一度口座があいてしまうとあとはあまり関係ないことも知った。

コーヒーを飲みながら、イタリアのデザインで統一されたキレイなマネージャーの個室で四方山話をしながら彼女がテキパキと作業をするのを見ているだけだ。

「オレにはこんな銀行はあわないっ!」といってビビっていた相棒もオレの強引な紹介でやがてこの銀行に口座をあけたのだった。

=ブラジルのブルジョア銀行は天国だ。天国に行くにはカネはいらない。ハッタリがいる。=

by フェリックス 2006年6月


タフでなければ生きていけない  ブラジルでの交通事故
今朝事務所に向かう途中交通事故にあっった。横からいきなり突っ込まれた。98年DODGE DAKOTA 相手はポンコツのFIAT TIPO。側面の赤いパネル三枚がガキッとへこんでた。R$3,000は修理にかかるだろう。法定最低給料のざっと八倍だ。まったくツイていない。

こちらは広い道で優先道路、アチラは側道、左右を良く見ないでいきなり突っ込んできたのだ。
20代の青年。

オレは即警察を呼んだ。やがて警察がきて現場検証。

「これはあの若造が悪い」

警察はごく妥当な判断をした。ブラジルの警察はヤクザに近いのが多いが、利害が絡まないと意外にマトモなことを言う。

警察が引き上げたあと相手と話し合いになった。それまでお互いに全く言葉を交わしていない。日本以外の多くの国と同様の、あの同じパターンの主張がはじまる。

「お前が悪い、前方不注意だ、おれは全く悪くない、お前が走っていた道は優先道路だが、でもお前が悪い」

彼も自分が悪いのはわかっている。しかし絶対にそれを認めない。日本の感覚だと驚異の厚顔無恥発言で激怒だろう。だが、ブラジル暮らしでスレまくっているオレは全く腹がたたない。

「気にしなくていい、俺の弁護士がお前に電話をする。すべては裁判が決める」

そこに、電話で息子に泣きつかれた母親が登場した。散々自分の息子に非がないことを主張した後、おもむろに提案がなされた。

「いい提案がある、息子の車は息子が、あなたの車はあなたの費用で直す これでどうか」

息子の不利を悟り、とにかく逃げようとしているらしい。彼らも裁判の不利はわかっている。ただ裁判で負けても貧しい彼らは決して金は払わない。金があっても払う気など全くない。ただ判決どおり金を払わないと息子の履歴にバツがつき、それが個人情報として国が管理するデータベースに記録され、就職やお金を銀行から借りるとき、車を買うときなときなどチェックされ不利になってくる。それがイヤなのだ。

そこでオレも提案した。

「息子さんの車は息子さんが修理する、オレの車も息子さんが修理する。これでどうか、イヤなら裁判、これが提案」

「裁判は長くなるだけ。意味がない、話し合いましょう、そしてお互いに自分の車は自分でなおそう」

と一切謝らず、自己主張してくる。
最後は

「私たち家族はビンボーだ あなたは金持ちだ。だからお互いに自分の車をなおす」

ブラジル人得意の理論だ。

「申し訳ないが俺は金持ちではない。金持ちか貧乏かは事故に関係ない」

「裁判は最低よ。ブラジル人は皆裁判が大嫌い。ブラジルでは話し合いよ。それが一番いい」

「オレの知っているブラジルは反対だ。ブラジルは即裁判だ。皆裁判は大好きだ。オレももう5回も行かされている。」

「どちらにも損なのに、裁判なんて」

「あとで弁護士から電話が行くから話してくれ、オレはもう直接アンタ達と話しをするつもりはない」

事故から一時間半で開放された。

相手はオレの車の破損状況など全く見ていない。見たら非を認めているような雰囲気が漂うし、第一興味もないのだ。実はオレも相手の車の破損状況など全く見ていなかった。オレの車の破損だけを気にしていた。
相手の車などオレにとってどうでも良かったのだ。

つまりオレは完全にブラジル人と化していた。

日本にいた頃のオレだったらどうか。多分、自分の車をチラリとみて相手の車に駆け寄り怪我はないか、相手の車のダメージはどうかなどとこまかく動いていただろう。自分が少しは悪いと感じたら、謝りの言葉くらい吐いたかもしれない。

今のオレは、最初から相手の筋書きが見え、外国人である自分の有利不利を熟知し、そのカバーの仕方を知っている。それを実行するのに迷いもない。貧しい人がどうのという感傷もなくなっている。事務所から弁護士に電話を入れた。

「心配するな、これは裁判になる そしてお前が勝つ」

「OK」

「あとは神様次第だ、でもお前に失うものはなにもない」

「OK」

まず相手の立場や気持ちを大切にする日本人から見たら、オレはサイテーのやつかもしれない。でも、もしかしたら日本が世界の例外なのかもしれないのだ。まず「相手を思いやる文化」をオレは日本以外で見たことがない。

オレは嫌なヤツに”進化”している自分に一瞬嫌悪感を持ったが、それを無理やり押し殺した。

=ヤサしくなければ生きていけない、タフでなければ生きていく資格がない 南米では=

by フェリックス 2006年6月
 


タフでなければ生きていけない  ブラジル人 秘書
オレの事務所にMというオンナがいる。白人の小柄なオンナでまだ22歳なのだが、気は強い。オレの秘書をしている。秘書といえば聞こえは良いが、田舎のことだからなんでもする。個人のコマゴマとした支払いをしたり、修理に出したオレの車の回収にいったりもしている。甘いものに目がないオレに、頭が痛くなるくらい甘いプディングを作ってくれたりもする。アメリカのようにJOB DESCRIPTIONなどという鬱陶しいモノはなく、頼むとたいていのことはやってくれるのだ。

このオンナがオレの事務所で仕事を始めたときは、まだ16歳だった。そのころはまだほんの小娘で、オレが仕事でゴタゴタしグッタリしていたりすると

「仕事のしすぎよ、1日か2日休んだほうがイイ」

などと可愛いことをいったりした。

その後、

「もっと良い仕事が見つかった」

といってオレの事務所を出て新しい仕事につくのだが、何ヶ月かすると必ずそこのボスとケンカをしてオレの事務所に戻ってくるのだった。もう出戻りも三回目で、いい加減オレもアキレテしまった。でも気心が知れていてそれにカネに信用がおけるので「オウ、戻って来い」と二つ返事で受け入れる。

ブラジルではカネを任せられるヤツというのは、それだけでとても貴重なのだ。

まぁ気は強いがどこか可愛げのあるオンナで、殺伐とした日々をすごしているオレにとって彼女の存在がそれを幾分か和らげるということもあったのだがー。

で、ヤメタ理由を聞くと、「シャットな奴、最低の男」というだけでそれ以上は言わない。どうせ職務権限でナニカされそうになって、元々短気なオンナだからそいつをブッとばして居られなくなったのだろう。よくある話だ。

当然、戻ってくるたび確実に気が強くなっていて、彼女のアニメ系ロリフェイスの面影はドンドン消えていって、今ではもう完全に消滅している。

さて、この間オレが車で事故ってそのメンドクサイ処理を終え、事務所に戻ったときのことだ。彼女はオレに甘いコーヒーをいれながら「怪我はなかったか」という秘書としての当然の気遣いを見せた。

「でボス、相手はアンタの車を修理するカネもっているの?」

「イヤ、全然持っていないだろうー」

そこまではOKだ。ただこのあと彼女の言い放った言葉にオレはブッ飛んだ。

「カネがないビンボー人はネ、事故起こしてもどうせ修理代なんか出せないんだから、ボロい車でノロノロ運転してりゃいいのよっー」

「ギャッ」とオレは心の中でうなってしまった。

こここーこれはもう完璧にオトコの言い草ではないかー。ハードボイルドな日々を送っているオレも一瞬たじろぎ、彼女の顔ををグッと見つめてしまった。これはもう完全にオトコの世界だ。

彼女が入れてくれた甘いコーヒーを飲みながら、オレはぼんやり考えていた。

オレの周りにいるのは、仲間も客もアミーゴもいつもオトコばかりだ。
マナウスでもパンタナルでも、仲間はオトコだけ。
ヨーロッパやカナダや台湾の客やダチもみなオトコ。
東京に戻っても飲んだりするダチは100%オトコだ。
突然おれにメールをよこし相談を持ちかけてくる見知らぬヤツもなぜかオトコだけ。
オレの人生は幸か不幸か、オトコのオンパレードでオンナはほとんど登場しない。最近その事実に薄々気がついていたのだが、その日それが決定的になった。

つまり数少ないオレのマワリのオンナ、その貴重なオンナがモロにオトコ化していたのだ。

オレのオトコばかり人生は、多分これからも続いていくのだろう。そのことに文句はない。それはそれでいい。ただオンナがオトコ化し、オレのオトコオンパレード人生に追い討ちをかけてくるということだけは受け入れがたい。オレはその事実にズシンとみぞおちにパンチを喰らったようなショックを覚えた。そして熱心にPCに向かっている彼女の元アニメ系ロリフェイスの白い額を見つめながら、タバコを何本も続けざまに吸っていた。

=ブラジルのオンナはイイオンナだ。でもオトコになるかもしれない=

by フェリックス 2006年6月


タフでなければ生きていけない  ブラジル人の視線 1
オレがブラジルに住み始めたころの話なのだがー。そのころのオレの仕事はシンプルだった。暇な時間をもてあましていた。猫すらまだ飼っていなかった頃だ。退屈で死にそうだったオレは、時間つぶしにスーパーとかショッピングセンターに一人で頻繁に出入りしていた。

そして、その暇つぶしからアパートに戻ったあと、オレはいつも妙にいらだっていることに気が付いた。

小さなガラスの破片のようなものがオレの感情に突き刺さっている。感情がささくれ立っている。近所の八百屋や菓子屋に行った時にその苛立ちはない。スーパーとショッピングセンターにいったあとに90%の確率でササクレるのだ。

ボラれたりボロい商品をつかまされたというわけではない。このテーマでは、アジアで散々”実地トレーニング”を積んでいた。だから、少しくらい喰らってもどうということはない。元々この分野では、ブラジルなどアジアには遠く及ばない。アジアでは、一瞬も気が抜けないのだ

なにが苛立ちの原因なのかーオレはよくわからなかった。あまり深く考えることもなく何ヶ月か過ぎていったのだがー。

土曜日 例によって暇をもてあましていたオレは、カルフールというスーパーにいった。日本で大損こいて逃げていったあのフランス資本のスーパーだ。たいしたモノは置いてないが、図体がやたらにでかい。一周するだけでエクササイズだ。時間つぶしに丁度いい。

駐車場に車を置いて、オレは入り口にゆっくり歩いていった。

オレの進路上前方20Mくらいの位置、スーパーの入り口付近に30代とおぼしき男女がいるのが視野に入ってきた。ヤツらの進路は、オレの進路と完全にクロスしている。オレはヤツらを見ているが、ヤツらはオレを見ていない。オレはごく自然に歩くスピードを緩めた。ヤツらがオレにぶつかる一瞬前にオレの前をかすめ、斜め30度の角度で過ぎ去っていくようにオレの歩くスピードを再設定したのだった。

by フェリックス 2006年6月


タフでなければ生きていけない  ブラジル人の視線 2
オレは前方の二人連れの男女の位置を確認しつつ、予定された軌道の上を静かにスーパーの入り口にむかって歩いていった。

ヤツらの歩行軌道とオレのそれはクロスしていたが、おれが歩行速度をスローダウンさせることによって衝突は回避される。20M、10M、ヤツらがズンズン近づいてくる。オレのスピードは正確で、ヤツラのスピードも安定していた。軌道の読みにも間違いはない。クロスしている軌道上をオレはNASAコントロールのようにスムースに進み、オレがクロスポイントに到達する一瞬前にヤツらはそこを通過しているはずだ。

スーパーの入り口から奥が見えてきた。オレはヤツから視線をはずし、スーパーの中を窺っていた。視線を左右に動かしながら、混み具合みとか店頭山積みバーゲン品をチェックしていた。

そのとき突然、ホントに突然、ヤツらが停止した。

あせったオレは急停止もできず、グエッという奇声を発しつつ醜く斜めにつんのめっていた。よろめきながら何とか衝突を回避し体勢を立て直そうともがいているオレの耳に

「Opa! Tudo Bem? (あらぁ 元気ぃ?)」

というカン高い声が聞こえていた。スッころぶという最悪の事態はなんとか回避され、ギリギリのところで衝突はさけることができた。しかし醜くよろめいた上、奇声を発してしまったオレは怒りと屈辱で真っ赤になり、
心臓がドクドクいっていた。この時のことを、オレは今でもジョンウーの映画のようにスローモーションでハッキリ思い出すことができる。

どうにか体勢を立て直したオレは、ヤツらの顔をにらみつけた。彼等は能面のような視線を一瞬オレに向けたあと、何事もなかったように満面の笑みをたたえて馬ヅラのオトコと抱き合っている。オレは瞬時に事態を理解した。ヤツらはオレの歩行軌道とクロスする地点で突然トモダチかなにかを発見し急停止したのだ。

グッタリしたオレは、スーパーの徘徊もそこそこにアパートに戻った。ベッドに横たわりながらボーッとしていたオレは、何の脈絡もなく突然理解した。なぜオレがスーパーやショッピングセンターから戻ったあと妙にイラダチ心がササクレだっているのか。

それは

”衝突を避けるため軌道を変えているのは、いつもオレでヤツらブラジル人ではない”

という事実だ。

まちがいない、絶対これだ。脈絡はないがー確信があった。それをオレは正確な統計で示すことができない。オレの潜在的なメモリーを必死になって呼び起こした。

「85%いや90%はオレが進路を変え、オレがスピードを落としてている。決してヤツラではない」

印象による事実の断定だ。

「オレがいつも譲っている」のだ!

日本でオレが軌道を修正し道を譲る確率は、50−50くらいに違いない。いやオレは自己主張はやや強い。それでも40−60だ。そうに決まっている。しかし、それがブラジルではイキナリ90−10だ。譲り合い精神のやさしい日本に慣れ切っていたオレは、ブラジルで衝突を避けるために自分をコロして道をユズリまくっている。その事実を心理的に吸収できずイラダッテいたのだ。間違いない。

原因がわかると急に気が楽になった。あとは日本人お家芸のQC活動だ。

「問題発見−原因の究明−発防止の対策」ってやつだ。

つまり、

「イラダチ−衝突回避行動比率の不均衡−そして対策」

という図式である。散々東京時代に勤務先で詰め込まれていてお手の物だ。

オレはヤツラの視線に注目し仮説を立てた。俺の考えではヤツラの視線は、人ごみでも基本は望遠レンズ300mm位で被写界深度が浅い。つまり焦点が合っているレンジがせまく、周りが全然みえていない。それが証拠に、ヤツらを観察してみると視線がブレていない。キョロキョロしていないのだ。

逆に日本人の視線は基本が広角レンズで被写界深度が深い。焦点は中央から周囲にかけて万遍なくあっていて、パンフォーカス状態なのだ。これを外から見ると、視線が左右に落ち着きなく動きキョロキョロしているようにみえる。つまり焦点があっている範囲が広く、動いているものをすばやく発見するので回避行動をとるのが早いのだ。ブラジル人は全く逆である。

さて結論は出た。ブラジル人と同じように視線を望遠レンズにすればいい。つまり、スーパーの入り口付近ではオレの視線の焦点を遠くに置き、近づいてくるものに焦点を決して合わさない。これだけだ。

これは大成功だった。

オレはスーパーに行き、入り口で近づいてくるブラジル人に一切視線を合わせず肩越しに遠くを見るようにした。すると不思議なことに相手はギリギリまでオレに近づくが、かなりの割合で向こうが身体をかわしてくるのだった。彼等もぶつかりたくないから、オレに近づくとオレの遠い視線を感じて、向こうからよけて来るのだ。

こうして衝突回避行動の不均衡は、あっという間に是正された。オレのイラダチは解消した。異文化にムリヤリあわせるのは疲れると聞いていたが、このケースは全く問題なかった。なんの苦労もない。多少の覚悟と実地訓練けでOKだ。あとは慣れだ。

オレはこのときから視線について観察するようになった。日本の政治家がサミットなどで他の首脳に比べてどこか決然とみえないのも、ブラジル人のオンナがオレのアパートでのパーティーのとき、妙にカッコヨク、颯爽と見えるのもその視線がポイントと思えたのだ。

ブラジルのオンナは焦点をまずアイサツすべきオレだけにあて、周りに知り合いがいても一切視線を泳がせない。オレとハグしたあとはじめて、おもむろに、次のアイサツのターゲットに焦点をあわせる。その視線にユルギは感じられない。これが決然とした印象を与え、ツンとした雰囲気の味付けになりカッコよくみえる。

なるほどこういうことだったのかー
オレのブラジル人化はこのようにしてはじまった。

=ブラジルではキョロキョロするな。焦点は遠くに、そして被写界深度は浅くとれ=

by フェリックス 2006年6月


タフでなければ生きていけない  女中とエリート駐在員 1
オレはブラジルに来て何年かは一人暮らしが多かった。で、ブラジルに来てとりあえず住む家が決まるとすぐ女中を雇った。ブラジルで女中を雇うのは、中流以上の家庭では当たり前で、オレは当時ポル語も満足にしゃべれなかったのだが、相棒からの紹介もあってとりあえず来てもらうことにした。彼女は、相棒の持っている農場の管理人の奥さんの姉妹で、この家族は信用できるという。

女中が物を盗んだりするのはよくあることで、ひどい時には、泥棒の手引きをしたりすることもあるらしい。いい女中を雇うために紹介は不可欠なのだ。

さて彼女は、当時18歳くらいで色の黒い、ちりちりの髪の毛をしていた。そのころオレは、相棒と英語で話をしていて、彼女とはオレのつたないスペイン語でなんとか意思を疎通していたのだ。仕事をはじめて直ぐ、このオンナが真面目なことがわかった。料理もなかなかうまいし、それに頭が悪くない。悪いことはなにもしない。鉛筆一本、ナプキンひとつなくなったことがない。掃除もきちっとするので、ある時、

「なかなか家事がうまいな」

と柄にもなく褒めると

「子供のときから母親に、我々家族が食べるためには女中の仕事をキッチリ覚えるしかないといわれ、家事を仕込まれた」

と言う。

やがて事務所の仕事が忙しくなり、秘書が必要になってきた。カネもないのでホンモノの秘書は雇えない。で、オレは、この女中を事務所に雇い入れることを相棒提案した。相棒は、

「エッ、女中を事務所に?!それはちょっとブラジルでは〜・・・」

と渋ったのだが強引に入れた。

彼女もびっくりしていたのだが、狐につままれたような顔で事務所に通うようになった。ま、その頃は、仕事といってもコピーとか簡単な銀行での支払いとか、コーヒーをいれるくらいで特に難しいものはなかったので、問題は起こらなかった。

当時、オレには日本人の友達はほとんど居なかったのだが、サンパウロの日本の大手都市銀の支店長がまぁ、知り合いといえば知り合いだった。彼はオレの兄弟の知り合いで、ブラジルでおそらく苦労するであろうオレにこの支店長を紹介してくれたのだった。彼は、典型的エリートでアメリカでMBAを取得し、勤務先の銀行がブラジルのUという銀行に資本参加していた。そのU銀行の役員も兼任ということで、支店長としてSPに送り込まれたと聞いていた。

「アンタの兄弟から話は聞いた。なにか困ったことがあったらいつでもオレに電話をしてくれ」

と、突然オレに電話をしてきたのだった。それは通り一遍の社交辞令ではなく、どこか誠実さを感じさせるところがあった。その後SPに行く折々に、一緒に飲み屋をハシゴしたり、彼の巨大なアパートに呼ばれてメシを食ったりした。メガバンクの支店長が、なんのトクにもならないゴマみたいな事務所のオレに妙に親切なものだと不思議に思っていた。こんなギンコーインも世の中にいるのかー

さて、この彼が一度ゴイアニアに家族連れで遊びに来たことがある。一緒に食事をし、オレのチンケな事務所にも来た。その時、例の女中から引っ張った秘書がコーヒーを入れた。オレはその時、このオンナをSPに出張に行かせることにしていた。オレの国際免許を陸運局に裏書してもらい、ブラジルでとりあえず車が運転できるようにしてもらう必要があったのだ。この手続きは、ゴイアニアでは難しくてSPでは簡単なのが判明し、彼女を派遣することに決めたのだ。

相棒は、この時も激しく反対した。

「このオンナはゴイアニアから出たことがない、一生出ないかもしれない、こういうオンナをサンパウロに出張させるなどブラジルではありえない」

当時オレは、事務所の仕事のスタイルについて普段から相棒に宣言していた。

「生活ではブラジルの文化を重んじる、だが事務所はオレのスタイルで行く、【ブラジルでは】は関係ない」

さて、彼女のSP出張のことを、オレは事務所に来た銀行の彼氏に雑談のひとつとして話をした。すると、彼はこう言ったのだ。

「ほぅ、この彼女が一人でSPにの来るの?オレが月に行くようなものかもしれないな」
「心細いだろうから、彼女のSP行きが決まったら、オレに一本電話をしてくれ」

オレは特に返事もせず、聞き流していた。

さて、彼女のSP行きが決まり様子を見ていると、うれしいようで不安なようでよくわからない。聞いてみると、自分は平気だと思うのだが、家族や兄弟が彼女のSP出張に驚愕して「アブナイ、アブナイ」とお経のように唱えているという。

オレはツイ

「この間ここに来た銀行のダチに電話を入れておくからOKだ」

と、ココロにもないことを言ってしまった。彼女は「エッ!」といった顔をしたが直ぐ安心した表情になり

「行ってくる」

と言ったのだった。

by フェリックス 2006年6月


タフでなければ生きていけない  女中とエリート駐在員 2
さて、彼女がバスでSPに向かったその日、引っ込みがつかなくなったオレは、思案した挙句SPの彼の銀行に電話をいれた。丁寧な秘書が、直ぐ彼に取り次いでくれた。

「オレの秘書がSPに明日つくのだがー」

オレは、彼がこの話すら覚えていないだろうと思っていた。しかし、答えは意外なものだった。

「おうそうか、あのBLACK MAGIC WOMANだな、了解した、ホテルはどこだ?」

会話はごく短いものだった。

さて、2泊して彼女が無事ゴイアニアに戻ってきた。その間、彼女からオレに連絡はなくオレからも連絡はしなかった。その時、オレは忙しくて暇がなかったのだ。戻ってきた彼女は、ちょっと晴れやかな表情をしているように見えた。オレは彼女を呼び、SPでの任務が首尾よく終わったことを確認した。

「で、ほかに何かあったか?なにも問題なかったか?」

彼女は言うか言うまいか迷っている風情だったが、やがてポツリとオレにいったのだ。

「この間のアンタの友人のギンコーの人と会った」

「何?なんだと?」

「・・・・」

「何も問題ないといったではないか、なぜ彼と会ったのだ」

「ホテルに着いたら彼からのメッセージが置いてあった、電話しろとのー」

「で、それでどうしたー」

「電話をしたら彼が出た、やることがないなら遊びに来いと、そして車を回すと」

「で、どうしたっ」

「しばらくして黒い車がホテルに来た、運転手がいて後ろに座らされた」

「大きなビルに連れて行かれ、女の人が事務所を丁寧に見せてくれた」
「そしてアンタの友達のガラスの部屋でコーヒー飲んだ」

「それだけかっ」

「その後、アンタの友達とその部下のブラジル人と、また同じ車でレストランに連れていってもらった」
「そこは日本食のレストランですごく高級そうだった。残念ながら私は食べられなかった、日本食は食べたことがないのでーー」

「むぅぅぅーー」

「そしてまた車でホテルまで送ってくれた」

そして、彼女はバッグからなにやら取り出し、いきなりオレに差し出した。この瞬間をオレは今でもハッキリと覚えている。それは安物のクッキーだった。彼女が、オレのためにSPで、自分のなけなしの金をはたいて買ってくれた【オミヤゲ】だったのだ。

 

オレがブラジルに住み始めて、最初の三年間で一番驚いたのはこのことだった。ブラジルと日本の文化や習慣の違いとか、価値観がドウノコウノで驚いたことはない。とくに新鮮でもなく、どうということもなかった。

しかし、こういう日本人がいるのかSPには、エリート駐在員で ムムッーーー

これは驚きだった。

その後しばらくして、この彼がSPの前はNYに駐在していたこと、その時ブラジルに出張して、【フィオデンタル(Tバック)】と言われる極細のビキニを大量に買い込み、今はテロでなくなったWTCのオフィスでアメリカのオンナの子に配って、みなキャアキャアいって奪い合いになって、本人は大人気だったことなどを噂で聞いた。ほかの人が同じことをしても【セクハラ】で訴えられるだけだろうとのことであった。

ところでその秘書の彼女だが、いまスペインのコスタデルソルに出稼ぎに行っていて、海岸で観光客向けにマニュキュアをしているという。

今度日本に帰国するときにでも寄ってみるかー

by フェリックス 2006年6月


タフでなければ生きていけない  ブラジル〜日本往復記
ヴァリギ(Varig)が潰れる前に、マイレージ使っちゃおうって、軽い気持ちで日本往復を考えたのが、悪かった。 というより、アメリカ経由を選んだのが間違いだったと、反省してます。

往きは、ゴイアニア−サンパウロの国内線が飛ぶかどうか不明。

「10時頃には来ると思いますから、ヴァリギ−ヴァリギなら、きちんと連絡も付きますし。他の会社への振り替えも全部キャンセル待ちですから。」

との応対。 日本人なら、これを信じるのだが、すでにブラジル化している私、チロブラジルは、この言い訳を信じない! 第一、10時飛行機が来て、サンパウロまで1時間20分。国際線の出発時間が11時50分。ちょっとゴタついたら、間に合うわけがないでしょう。

国際線は飛ぶのだから、何とかサンパウロに辿りつかなければならない。 ということで、空港内の旅行社に飛び込み、他の会社のサンパウロ国際空港行きを聞いてみる。 有りましたよ。キャンセル待ちでなくても取れる席が!! ただし、お値段がちょっと高い。

ここでブラジルでの教訓その1

「お金があれば何とかなる!」

空港内のATMに走って2万円ほど引き出し、無事に切符を購入。サンパウロでの改めての国際線チェックイン。これは、遅かったためか極めてスムーズ。ぐっすりとロスまで眠っていける〜〜〜

ロスでは、大した混乱もなく、コネクションカウンターにチェックインしたスーツケース2個を預ける。この時、必ず鍵をかけないこと!!かかっていると壊されて中を調べられた後、修理代は出ない!後は、東京まで無事に着くはず。 だったのだが、成田では荷物が1つ出てこない!しかも連絡がなく、2日遅れでやっと到着した。乗り継ぎに4時間近くあったのに。。。

 

さて、帰り。

ロスまでは、無事に帰れるのはわかっているけど、その先がねェ〜〜〜。で、案の定、「飛ばないらしい。」いや「6月28日以降飛ぶらしい。」と噂が飛び交っていた。旅行社に電話して、30日まで待つことに。でも何故か、日本でも電話かかってこないんですよね。仕方なく、こちらから電話。「7月3日に飛行機が飛べば、5日のロス−サンパウロはOKということですから。月曜日までは待ってください。」 また、待つの?

リオの旅行社から「リコンファームだけは、してくださいね。」と言われていたので、ヴァリギに電話をするけど土・日はつながらなかった。月曜日の朝、再度、電話を入れると「Air Canadaでトロントまで行ってもらって、そこからサンパウロです。もうしわけ有りませんが、トロント−サンパウロは、エコノミークラスしかありません。リクエスト出したんですが。」とのこと。

成田−ロス−トロント−サンパウロ(国際空港)−サンパウロ(国内空港)−ブラジリア−ゴイアニアとルート変更。

しかも一番長いトロント−サンパウロがエコノミークラスだって。がっかり。

でもここでメゲないのが、ブラジル歴14年目の私、チロブラジルです。トロントでAir Canadaのラウンジに行き、出発までの時間をそこで休むことにしました。で、入り口で「実は、ヴァリギでビジネスクラスを予約したんだけど、振り替えではエコノミーになっちゃって。。。 空きはないかしら?」と、いかにも大金を出してビジネスクラスを買ったような雰囲気で聞くと、「あ〜〜、リストに載せときますから、そうですね30分くらいしたら、わかると思います。それまでどうぞ、ごゆっくりなさってください。」と丁寧な対応。(満足)

20分くらいで呼び出しが。「ヤッター!」と思ったのだが、それは時計を現地時間に合わせ忘れていて、出発ゲートからの呼び出しだった。超ガッカリと思ったが、しつこく、「ビジネスクラスのキャンセルは出なかったかしらん?」と再度、質問。

受付嬢(ちょっと老けてたけど)は、「お客様は、今、私の目の前にいらっしゃるから、すぐ行きます。」とゲートに電話をかけながら、私に向かってOKのサイン。そして電話を切ると「大丈夫です。お席取れます。1列目と3列目のどちらがよろしいでしょうか?」 「3列目にしてください。」と言いながら、声が上ずっている私。

教訓その2

「ブラジルでは、暇な人の勝利!」

つまり、しつこくやってみる=時間が有る=暇な人の勝ちっていう事だと実感!

やっと、ブラジルに着いたと思ったら、またまた、問題発生。サンパウロに荷物が着いていない! しかも2つとも。更に、国内線ヴァリギがキャンセルになり、別な会社に振り替え。(ため息)別会社のは、サンパウロからゴイアニア直行便に変わったので、楽にはなったけど。。。税関の手続きやら、国内線のチェックインやらごたごたとしながらも全部済ませて、後はゲート前で出発を待つだけ。すでに30時間以上横になっていないから、足が浮腫んで歩くときが痛い!最後の追い討ちパンチは、出発直前にゲート変更の表示が。。。もう、歩きたくないのに。

夕方6時15分ころに、無事アパートに到着。今回は、本当に疲れた!

それにしても、大きな会社が潰れたときって、会社更生法とかでなんとかして、再出発後は順調って話が多い中、ブラジルの会社は、身売りして建て直しをしたはずなのに、何故だ!!飛行機のリース料をブラジルの幹部がネコババしたっていうのが、私の推測なんだけど???

by チロブラジル


タフでなければ生きていけない  トイレ事情
「ブラジル=発展途上国」と思っている皆さんは、大都市(サンパウロ・リオデジャネイロなど)はともかく、田舎の町は、かなり文明から取り残されて、殆どがジャングルだと思っていませんか?

そこに住んでいるのもインディオばっかりで、半裸でのんびりと過ごしている人たち。こういう先入観があるのではないでしょうか?

トイレもしかり。多分、汲み取り式のちょっと臭いトイレだと、思っていませんか?ブラジルは、殆どが水洗トイレ(浄化槽式も含む)です。しかも、ブラジル人は掃除好きですから、家庭のトイレはとてもきれい。ただし、日本では考えられないことも。。。。

トイレに流せるのは****と×××だけということです。トイレットペーパーは基本的に流せないのです。
最近の新しいアパートなどは、水の吸引力が強いのでOKなところも多くなって来ましたが、一戸建てなどはまだまだ無理な場合が多いのです。これは、排水管・下水管の構造にも問題があるらしいのですが、トイレットペーバーも溶けにくいらしい。我が家も主人が、忘れて流してしまい、何度、そのたびに水道屋を呼んだことか!

そして、もう一つの点は、便座がない! ことが多い。

日本でトイレを作るときは、T社とかI社とかの有名トイレ・バスのメーカーのカタログ又はショールームで、「これにしよう」「あっちもいいわね。」と相談後、決定すればトイレ一式が手に入ります。この時、シャワートイレにするとか、暖房便座にするとか、ちょっとリッチにトイレ全体の暖房とかをどうするかという話は、オプションとして出るでしょうが、トイレ自体についての特別なオプションというのは無いのが普通。

ブラジルのトイレは、@Baso(一番重要な部分)、ATampa(便座とふたの部分)、BCaixa de descarga(タンク)の3つの部分からなっています。

そして、全部別売りなのです。

ここで問題が発生。家を建てるというのは、日本に限らず世界中、大仕事である。そして、世界の多くの国では、予算が無くなったら工事中の家をそのままの状態で使うのです。ブラジルではそれがとても顕著!!

つまり、トイレの機能として A便座とふた は、無くても一応使用できるわけだから、予算的にカットするのです。

ということで、便座のないトイレが出現する。これは、日本のシャワー式や暖房便座などの超快適トイレに慣れてしまった今の日本人には、かなり辛いものがあります。第一、便座が無いということは、座り 心地がはなはだ不安定なのだから。一番重要なことをする際に、落っこちないように気を使わないといけない。慣れるまで結構、大変です。

かなり高級な歯医者のトイレ。床は緑の天然石が貼ってある。ここにも便座は無い。 便器の穴の部分に便座を止めつける。

さらに、スーパーに行くとトイレットペーパーの芯を通すプラスティックの棒が売っています。こんなもの誰が買うんだろうと思っていましたら、アパートを借りたときにペーパーホルダーに心棒がないんですね。これも別売りってことらしいです。(もしかしたら、借りた人が持っていったのかもしれない???)

とにかく、思いもかけないところで驚かされることがあるのです。

ただ、理解に苦しむのは、便座にしろペーパーホルダーの心棒にしろ、高いものもあるけど、スーパーなどで売っているものは、かなり安いのです。便座も500円〜1000円くらいで手に入りますし、心棒も50円か100円くらいでしょう。いくら物価に差があるとは言え、このくらいのお金はブラジルでも決して高いものでは、ありません。

ということは、便座が無いというのは、経済的な問題より趣味の問題なのかしら?

奥の深い国です、ブラジルは。

by チロブラジル 2006年7月


タフでなければ生きていけない  ブラジルの自動販売機

ブラジルでオレが気に入っているモノの一つに「自動販売機」がある。

ブラジルでは、自動販売機は全く一般的ではない。貧しい国はどこでもそうだが自動販売機など戸外においておくと、あっという間に壊されお金や商品を盗まれるから普及しないのだ。欧州でもバーとか空港とかでタバコなど売っている程度でほとんど見かけない。

さて、このブラジルにごくわずかしかない自動販売機は、ガソリンスタンドとかショッピングセンターの中と、ホテルのロビーなど、やはり人の目がいつも届いているところに置いてある。裏の路上などには間違っても置いてありはしない。

さて99年の乾季に、「The Amazon Touch」が中心になって日加欧伯の混成チームで「アマゾン探検ツアー」を企画した。南米で最も美しい熱帯魚 ”ディスカス” の、古くからの謎を解くための探検ツアーだった。ドイツ3人、オーストリア1人、ルクセンブルグ1人、カナダ1人、日本2人そしてブラジルを代表して「The Amazon Touch」からオレともう1名参加した。オレが隊長をやった。

この探検ツアーは、その後、欧州のいくつかの雑誌に紹介され熱帯魚ファンの間で有名になったのだが、今回はこのツアーの話ではない。

オレは、メンバーが欧州や日本からやってくるのを待つため一足先にマナウスに乗り込んだ。Mというまぁ安いホテルに投宿していた。探検にカネがかかるので、ホテルなど安いところを予約していたのだ。

オレはチェックインの時、ホテルのロビーに自動販売機がおいてあるのに気が付いた。クソ暑いのにコーヒーの自動販売機だ。ぼろいホテルなのに珍しいなーと思ったのだ。

「この自動販売機には近づかない方がいい」

という神の啓示のようなものを、オレはいつもと同じように一瞬感じたのだった。

さて翌日、欧州のチームがホテルに入った。チェックインはマナウス流ノロノロで、部屋割りをきめたりとか、なんだかんだでとにかく時間がかかる。一応チェックインが終わったメンバーは、所在投げにロビーで全員が
終わるのを待っている。その時、メンバーの1人が自動販売機に近づいていった。オレはその様子を柱にもたれかかりながら見ていた。

そのルクセンブルグのオトコは、自動販売機をためつすがめつ眺めていたが、意を決したように財布から両替したばかりの1ヘアル札を取り出した。そしてオモムロに、自動販売機のお札の”飲み口”にこの1へアル札を突っ込んだ。

オレはそれをなんとなく眺めていたが、お札を飲み込んだ直後、オッとおもって思わず目を見開いた。

何が起きたかというと、説明が難しいが「何も起きなかった」のだ。自動販売機は、お金を飲み込んだあと”ノルウェイの森”のごとくシーンとしている。お墓のようにダマッている、その存在感がオレには圧倒的に見えた。

ルクセンブルグのオトコは、しばらくボケッとマヌケな面で立っていたが、なにも起こらないし、なにも出てこないので、レバーをいじったり、つり銭がでてないかチェックしたりしていた。そのうち顔が赤くなってきた。ついに叩いたり、ゆすったりし始めた。モチロン自動販売機は黙ったままだ。コーヒーどころか水一滴出てこない。

やがて彼は、すがるような顔をしてオレを見た。オレはこのあと、どのようにコトが進むか知っている。機械にモチロン故障の際の連絡先など書いていない。ホテルのフロントに苦情を申し入れてもどうにもならない。オレは担当ではないと言われてソッポを向かれるだけだ。マネージャーを呼べといったら、「今休暇中!」これが相場。

しかし、隊員のすがるような視線にオレは心を動かされ、一応ホテルに苦情を入れてやった。モチロン何も起こらない。筋書き通りだ。やがて彼は肩をすくめたシグサでオレを見た。やっとあきらめたようだ。

「そうだ、それでいい、ブラジルではアキラメが肝心だ。先に払ったお前がわるいー」

とオレはココロのなかでつぶやいていた。

ブラジルでは、自動販売機相手でも絶対に「先払い」をしてはいけない。この国では、一度払った金は政府でも会社でも親でも子供でも犬でも猫でもアリンコでもまず戻ってこない。

ツマリ分かりやすく言えば、宿命的に”先払い”を強制される自動販売機は相手にしてはいけないのだ。ただ自動販売機相手にルーレットを楽しむつもりだったら、これはガンガン金を飲み口に突っ込めばいい。

奇妙なことに、オレはこのルクセンブルグのオトコに全く同情をしていなかった。何故だかわからないが、この自動販売機が大好きになっていたのだ。

「ここはブラジルだ。ヨーロッパではないぜ! なぁ相棒 マヌケなヤローだったなぁ」

とこの機械に話しかけたいくらいだった。

そのすぐ後に、オレは同じような光景に出くわした。それは、サンパウロのパウリスタ大通りの下を走っている地下鉄の構内だ。学生がやはりコーラかなに飲むのために機械にコインをいれたのだ。今度はオレはじっくり見ていた。それも至近距離からだ。その機械もオレの期待を裏切らなかった。当然のようにその機械は学生が入れたコインをペクリと飲みこんだ。そして冬のシベリアのタイガのようにシーンとして、その後は一切音を立てない。ゼロ。

学生はあせり始めて、青くなったり赤くなったりしている。やがて蹴ったり叩いたりしはじめたが、モチロン何も起こらない。南極の氷山のほうがまだ愛想がいいのではないかというくらい反応がない。そのうち地下鉄がゴーゴー入ってきて、学生は用があるのだろう、”クソッ、クソー”とかなんとか悪態をつきながら地下鉄に乗っていってしまった。

オレは、ブラジルの自動販売機はスッゲーと思った。学生が行ったあとこの機械をシゲシゲと見たが、モチロン連絡先や責任者の名前などどこにも書いていない。ものすごい貫禄で押し黙っている。

おれは一種の感動を覚えた。この厚顔無恥!この意表をつく作戦!どうにもならない現実!

スッゲェー ブラジルそのものではないか!もしかしたら商品など入っていないのかもしれない。最初からカラで、お金だけを無限に飲み込むだけかもしれないのだ。冗談とも思えないところがブラジルのスゴイいところだ。場所もよく考えて選んであるのかもしれない。

大体多くてもセイゼイ2ヘアルで100円くらい。設置されている場所もホテルと地下鉄構内とかで忙しいところ。はめられたヤローも急いでいるし100円くらいならしょうがないとアキラメも付く。セイゼイ30分くらい気分が悪いだけだ。これは儲かる、そしてカネはペロリと飲み続けるがコストはほとんどゼロだ。なにしろ商品がいらないのだからー。

オレのところには日本や欧州から知り合いや客とか色々くるのだが、自動販売機についてはわざわざ注意する気もない。オレは自動販売機の味方なのだ。何か飲みたければ勝手にカネを突っ込めばイイ。そしてひと悶着のあと、オレは機械とは密かな会話を交わす。

「ここはブラジルだ、日本ではないぜ。なぁ相棒、ドジなやつだったなぁ」

ーーブラジルでは自動販売機に先払いをしてはいけないーーー

by フェリックス 2006年7月


タフでなければ生きていけない  逃亡者の行方
最近、日本で犯罪を犯した日系ブラジル人が、ブラジルへ逃亡して裁きを受けることもなく、のうのうと生活していることが問題になっている。ブログに書こうかどうか迷ったけれど、ブラジルでの現実を温室暮らしの日本の方にも知って頂きたく、敢えて書くことにした。

人間の命は、人種にかかわりなく、貧乏であろうと金持ちであろうと値段はつけられない。。。

建前はそうだ。だが、しかし、実際はどうだろう?????貧乏人の子供を誘拐した場合と大金持ちの子供を誘拐した時に犯人が要求する額は確実に違う。インドのド田舎では、海外旅行者が多く車で通る道沿いに自分の子供を首まで土の中に埋めて見世物にしてお金をもらう人がいるらしい。。。昔、ロシアで自分の子供の臓器を売って捕まった母親がいる。世界中には、娘に売春をさせることで生活を成り立たせている貧乏人がたくさんいる。

そして、上記のこと全てがブラジルには当てはまる。

中流家庭以上の現代生活をしている人は除いても、下層階級が人口の半分以上を占める貧乏人の国で、日本の常識を押し付けるのは、かな〜〜〜〜〜〜〜〜り難しい。。。わたしが、ブラジルで常識の違いに頭がおかしくなりそうになる時に次のように考えて平常心を取り戻す。

「現在のブラジルの状態は日本の戦後の混乱期」に等しく、先進国で島国と長い鎖国で培った日本の常識は到底通用しない。。。

下層階級者で警察のご厄介になったことがない人なんて珍しいのだ。わたしはよく、「盗みはブラジル国家の持つ病気だ」というけれど、その病気を治すための治療費がないから常に蔓延している。

話を戻して、ブラジルに逃亡した日本での犯罪者だが、彼らは、日本で犯した罪をブラジルで犯した罪と同じ程度の罪悪感で受け止めていると思われる。。。ひき逃げ、強盗、殺人。。。。ブラジルでは結構ありふれていたりする。。。

被害者も「運が悪かった」と諦めるブラジル人が多い。。。この国の国民は諦めることに慣れている。

まぁ、海外でそういう悪いことをしてしまったのだから、もちろんその国の人たちが納得いくような裁きをうけて欲しいと思う気持ちはよく分かる。けれど、ブラジルがブラジル国内にいる海外での犯罪者を国外に引き渡すことは。。。。まず、ありえない。。。しかも、日本。。。致命的なのは、日本には「死刑」があるからだ。

ブラジルは、世界一の信者数を持つカトリックの国である。死刑なんてありえない。つまり「懺悔」して、神にお許しを請えば、それで許されるのである。。。

引渡しが駄目ならと、今、日本がやっきになって「ブラジル国内での裁き」を要求している。。。これも「無駄」な努力に過ぎない。先に書いたように、ブラジルでは、日本ほど「人間の価値」が高くないのだ。

例えば、百歩譲って、ブラジルが日本での犯罪者をブラジルの裁判所で裁くことにしたとしよう。

証拠がない。。。。日本の警察が「これが証拠です」と渡した証拠品をすんなりと信じて裁判に利用するほど、ブラジル人は真っ直ぐではないのである。証拠品を自分たちで実証しないと「証拠」として認めない。。。

まぁ、百万歩譲って仮に罪が認められたとしよう。刑務所は常に満杯で暴動が起きている。少しでも人数を減らしたいから、ある程度の期間で釈放されるだろう。

ブラジルにはこんな笑い話がある

「ブラジルで殺人を犯しても刑務所に入る必要はないけれど、養育費を払わない者は刑務所に放り込まれる」

養育費を払わない → ストリートチルドレンが増える → 犯罪者が増える

こんな低レベルの所でしか犯罪を少なくする努力ができていないのがブラジル国家だ。ニュースなんかで被害者の家族が必死に裁きを求めて奮闘している様子をみると心が痛くなる。。。

とはいえ、ブラジル人も諦めることができない人はもちろんいる。ブログには書かなかったがここには書いておこう。どうやって恨みを晴らすのか?殺し屋に頼めばいいのだ。びっくりするような小額で殺人を犯す人が山ほどいる。ブラジルにはそういう怪しい殺人事件があふれているから、評判のよくない人が殺されたと聞いても誰も気に留めない。だから、ブラジル社会では自分の身を守るためにも深追いはしない。。。

byあっこちゃん 2006年7月

 
 
 
 
 
 

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